auビデオパスは携帯キャリアauを運営するKDDIがauユーザー向けに提供している動画配信サービスです。
機能や料金などの概要、そのほか人気サービスと比較してどのようなメリットがあるのか、詳しく見ていきましょう。
auビデオパスの特徴
auビデオパスは動画配信サービスですが、同じくキャリアのサービスである、dTVとは違い、キャリアフリー化していません。現時点ではauユーザーのみが利用できます。
視聴デバイス
現在auビデオパスは以下のデバイスに対応しています。
- スマホ、タブレット ios8.0以上 Androiid4.0以上
- PC windows7以降 Mac OS X 10.5.7以降
- テレビ chrome cast smartTV
もともとキャリア対応のサービスということで、ゲーム機の対応はない他、その他動画配信サービスと比較すると対応デバイスは見劣りするのも事実です。
対応画質はSD HD
対応画質はSDとHDです。十分ではありますが、フルHD、4K対応はなくこちらもそのほかの動画配信サービスと比較すると見劣りします。また、対応画質も通信環境によって左右されるので自分で選ぶことができません。
配信作品数は1万程度
auビデオパスでは現在以下のジャンルで1万作品以上を配信しています。
- 洋画
- 邦画
- ドラマ
- アニメ・キッズ
- 音楽バラエティ
これ以外にジャンルフリーで現在地上波で放送中の作品の見逃し配信を提供中です。
auビデオパスの料金 見放題は562円
次にauビデオパスの料金体系を見ていきましょう。以下のようになります。
- レンタル200~500円
- 見放題プラン 月額562円税抜き
- R-20 見放題プラン 2500円税抜き R-20作品120本見放題 注Smart TV BoxまたはSTW2000(auひかり)の加入及び、これら端末を利用する必要がある
レンタルプランはその都度課金していく方式です。新作、準新作などに適応されています。また、見放題プランに加入しない場合は基本的にこちらを利用することになります。
見放題プランは月額562円税抜きというHuluやNetflix等の動画配信サービスと比較すると低価格です。また、月に一回レンタルに着ける540円ポイントが付与されます。これで、一万本程度の配信作品が見放題に加えて一作新作が見られるのです。
auビデオパスの評判
さて、料金や特徴をご紹介してきたところ、次に評判を見ていきましょう。auのプラント合わせて利用できる部分に評価がされている一方、auユーザーしか利用できない、そもそも作品数が少ないといったデメリットがあります。
映画チケットが最大700円オフで購入できる
大きなメリットの一つが、auビデオパスを利用していると映画チケットの割引クーポンが手に入ることです。毎日対応しているauシネマ割り、月曜日のみ最大700円割引のauマンデイというサービスを提供しています。
auシネマ割の概要
auシネマ割はauビデオパスで手に入れたクーポンを提示することで以下のように割引してもらえるサービスです。
- 大人 1800円 → 1400円
- 大学・高校生 1500円 → 1300円
- シニア 1100円 → 1000円
- 障碍者・中学生以下 1000円 → 900円
最大400円割引可能で、平日、土日祝日、毎日利用できます。
auマンデイ
auマンデイは毎週月曜日ビデオパスで配布されたクーポンを提示すれば、
- 大人・大学生・高校生 1100円
- それ以外 900円
最大700円割引で映画を楽しめるサービスです。ビデオパスの料金を考えると、使い方によっては映画割引のためだけに利用しても十分に元が取れてしまいます。
スマホにダウンロード可能
次のメリットはスマホにダウンロードが可能なこと。
auビデオパスはスマートホン用のアプリケーションを用意しており、それを利用して、視聴したい動画を端末にダウンロードすることができます。通信容量を気にせず気軽に動画を視聴することができるのです。
作品数が少ない
こうしたいい評判が寄せられる一方、悪い評判もあります。ひとつが作品数が少ないということ。見放題、PPVを含めて配信作品数は1万本以上程度です。月額利用料金が562円という安さを考えても、Huluの5万本以上、dTVの12万本などと比較すると見劣りします。
画質が悪い
また、auビデオパスはSD画質、HD画質にしか対応していません。視聴にそれほど大きな問題はありませんが、フルHD、4Kといった美麗な画質では動画を見ることができません。加えて、画質は通信環境によって左右されるため、自分で選ぶことができず、不便です。
いやー、しかし、Wi-Fiで最高画質で見てるのに、えっらい画像粗い場面が多々あったなー。auビデオパスもうちょい頑張ってくれよ
— 城之崎02@押し会315でした (@rechard_x10a) 2018年7月1日
シーズン6まである…。なんてことだ。
Amazonプライム?ビデオパス??そのへんで配信されてるかな…でもビデオパスって画質がよろしくなくてテレビとかパソコンのモニターで見たらイマイチらしいから悩むな…— ぽきお (@pokio_WT) 2018年6月28日
同時視聴には対応していない
また、auビデオパスは複数端末での利用は可能ですが、同時視聴することはできません。
価格から考えると当然ではありますが、家族利用には向かないサービスといえるでしょう。
dTVと比べると見劣りする
同じくキャリアが運営している動画配信サービスである、dTVと比較すると、見劣りするとの声もあります。単純にdTVと比較してauビデオパスがキャリアフリーではないという問題もありますが、
- 配信作品数
- 画質
- 価格
という3点で比較してみても違いは歴然です。
dTV | auビデオパス | |
配信作品数 | 12万 | 1万 |
対応画質 | 4Kまで対応 | SD,HDのみ |
価格 | 500円税抜き | 562円税抜き |
auスマートパス登録で無料で使えるなど手軽さを考えればdTVとは異なる良さもありますが、単純に比較してしまうとやはり少し残念です。
まとめ
この記事ではauビデオパスに関して解説してきました。例えばauのキャリアプランでキャッシュバックや一部サービスを無料で利用するために、とりあえず利用したという方も多いようです。
正直なところ、他の動画配信サービスと比較すると、あえてauビデオパスを利用するようなメリットはないかと思います。本格的に動画配信サービスを利用したいのであればHuluやNetflix,U-NEXT等のサービスを利用したほうがいいでしょう。